ブックスエコーロケーション

「SFとボクらの場所」をテーマにした本屋のブログです。実店舗はありません。開業準備中。

4月の読書のまとめ

読んだ本の数:3冊
読んだページ数:723ページ


よつばと!(14) (電撃コミックス)

よつばと!(14) (電撃コミックス)

よつばと!(14) (電撃コミックス)
 はー、一気に読んでしまった。めちゃくちゃおもしろかった。読了日:04月29日 著者:あずまきよひこ


本屋大賞2018 (本の雑誌増刊)

本屋大賞2018 (本の雑誌増刊)

本屋大賞2018 (本の雑誌増刊)
 献本で。2作コメント使っていただいております。読了日:04月21日


ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)

ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)

ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)
 読書会用。こいつは参ったね。こんなにイライラさせられる読書はほんとうに久しぶりだったね。こういう感情を想起させられる理由は明白で、彼の考えは利他的で高潔ですらあるにもかかわらず、そこに行動がついていっていない、大人と子どもの狭間の苦悩がよく描かれていて、「もっと上手くやればいいのに」と大人の視点でイライラしてしまうわけです。そうつまり読んでいるぼくはいつのまにか大人の側に立っているということなわけで、ふーむ、欺瞞とは述懐してしまいますな。読了日:04月06日 著者:J.D.サリンジャー


 この他にあとは志村貴子の『こいいじ』を8巻まで、山崎紗也夏の『シマシマ』を全12巻読みましたとさ。

やつはみ喫茶読書会四十九冊目『ライ麦畑でつかまえて』

ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)

ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)

 やつはみ喫茶読書会四十九冊目『ライ麦畑でつかまえて』@半杓亭

  • 日時:2018/04/07(土)開始16:00 終了17:30
  • 課題図書:J.D.サリンジャー野崎孝訳『ライ麦畑でつかまえて白水Uブックス
  • 作品内容:インチキ野郎は大嫌い!おとなの儀礼的な処世術やまやかしに反発し、虚栄と悪の華に飾られた巨大な人工都市ニューヨークの街を、たったひとりでさまよいつづける16歳の少年の目に映じたものは何か?病める高度文明社会への辛辣な批判を秘めて若い世代の共感を呼ぶ永遠のベストセラーにして、永遠の青春小説。
  • 場所:半杓亭
  • 参加費:お茶おやつ代1000円(この会でしか食べられない、おいしいおやつがでますよ~)
  • スケジュール:読書会16:00-18:00 二次会18:30-20:00
  • 定員:12名。要予約。開催の1週間前までにご連絡ください。定員に達した場合も告知いたします。またキャンセルされる場合はなるべく早めにご連絡ください。当日キャンセルをされる場合はキャンセル料をいただきます。あらかじめご了承ください。
  • 予約先:初めて参加されるかたは、yatsuhamicafe.reading(at)gmail.comに1.お名前と2.ご連絡先、3.過去に読書会に参加したことがあるか、4.アルコールの出る二次会の出欠を記載の上、ご連絡ください。※2、3日経ってもメールの返信がない場合はお手数ですが迷惑メールフォルダをチェックされるか、こちらの記事にメールした旨のコメントを書き込みください。
  • Twitterhttps://twitter.com/yatsuhamibook

今回も翻訳ミステリー大賞シンジケートさんに告知の後援をいただきました。ありがとうございます。
honyakumystery.jp

3月の読書のまとめ

読んだ本の数:8冊
読んだページ数:1571ページ

書店員 波山個間子 (1) (it COMICS)

書店員 波山個間子 (1) (it COMICS)

■書店員 波山個間子 (1) (it COMICS)
 あー、やっぱりの空気感がすごく好きだな。ってこれ2巻でおしまいなの!うわーもっとちゃんと応援すればよかった……。読了日:03月24日 著者:黒谷知也


メランコリア 上 (ヤングジャンプミックス)
 作者必殺のオムニバス形式。あのキャラがここで!という驚きと短篇の切れ味の鋭さ、そしてキャラの可愛さとすばらしい。下巻はよ。読了日:03月23日 著者:道満晴明


プリンセスメゾン 5 (ビッグコミックス)

プリンセスメゾン 5 (ビッグコミックス)

プリンセスメゾン 5 (ビッグコミックス)
 勇気をもらえるマンガってとても少なくて、これはその稀少なひとつだなと、読み終えいつも天を仰ぐ。読了日:03月23日 著者:池辺葵


奇蹟の表現〈3〉竜(ドラゴン) (電撃文庫)

奇蹟の表現〈3〉竜(ドラゴン) (電撃文庫)

■奇蹟の表現〈3〉竜(ドラゴン) (電撃文庫)
 物語を動かすキーパーソンが完全にイルマへと変わっているのがおもしろかった。カーチェイスやツキオカとの睨み合いのシーンなど、『狼のようなイルマ』シリーズを彷彿とさせる。なにより1巻のナツの何気ないセリフを覚えていることでシマが助けに向かうというのがね、よかった。こういう些細なこと、何気なさがよいのだなぁって。読了日:03月16日 著者:結城充考


奇蹟の表現〈2〉雨の役割 (電撃文庫)

奇蹟の表現〈2〉雨の役割 (電撃文庫)

■奇蹟の表現〈2〉雨の役割 (電撃文庫)
 なるほど!こうきましたか!と機械制御会の出現にうなずき、黒丸尚文体が雨に叙情を添える。イルマはここらだったんだなとも。にしてもオーバーマンでも性格は変わらないっていうのがある意味でイルマの強固さを感じることに。読了日:03月12日 著者:結城充考


奇蹟の表現 (電撃文庫)

奇蹟の表現 (電撃文庫)

■奇蹟の表現 (電撃文庫)
 再読。改めて細部まできちんと積み上げられており、後半への伏線になっている。作中の彫刻を目指したものと読める1冊。街の描写が意図してか少ないので、そのギャップからひどく無国籍感が漂う。読了日:03月11日 著者:結城充考


■出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと
 プルーフで。ちょっと前に流行ったタイトルのつけ方に不安でしたが、その実まっすぐに切実で誠実な、楽しい読み物でした。相手のことを考えなれけばこんなにおもしろくて読みやすい文章は書けないっていうことの、その優しさの証明みたいな筆運びに読んでよかったと思わせられる1冊。なによりそういう風に本を勧めればいいのかという勉強にもなりました。
読了日:03月07日 著者:花田菜々子


■ざせつ男とまんが少女 (ヤングキングミックス)
 石田敦子の創作ものは好きだったんだけど、まあこの長さではなかなかむつかしいのかなと思いました。それとも単にまだうまく挫折できてないからなのかなとも。読了日:03月07日 著者:石田敦子


 あとは前から気になっていた岩明均の『ヒストリエ』を全巻一気読みして、え、まさかこれまだまだめっちゃ長く続くのでは!?と驚くなどした。