読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2048ページ
- 作者: 白井弓子
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2015/06/26
- メディア: Kindle版
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異星体との戦争において、切り札として運用される転送器官を子宮に宿した女性兵士の物語。訓練シーンを軸にじっくりと世界を説明している。読了日:04月24日 著者:白井弓子
- 作者: 宮内悠介
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2017/04/21
- メディア: Kindle版
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宮内悠介のすべてがここにある。いままで培われてきたものがすべて投入されているから、彼の既刊を読んでいると泣けて仕方がない。それでいてあらゆる要素がバラバラではなく有機的につながっていてストーリーは加速度的に盛り上がっていく。ナツキ、アイシャ、ジャミラ、イーゴリや東洋人観光客(!)まで含め、魅力的なキャラクターたちがほんとうに愛おしい。読み終えて人物紹介表を見直すと、彼女たちが表情を伴って生き生きと立ち上がってくる。寄る辺のなさと現状の過酷さ、そこに立ち向かっていく強さが輝いている。ああ、読めてよかった。読了日:04月24日 著者:宮内悠介
- 作者: 増田忠則
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2017/05/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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新人作家とはいえ、作者より頭のいいキャラクターは描けない、という限界によって思考停止キャラがドツボにハマっていく展開が繰り返され、食傷気味になった。読了日:04月23日 著者:増田忠則
- 作者: 幸村誠
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/04/21
- メディア: Kindle版
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なんかどうしたって戦に巻き込まなければならない、という流れのなかで、もしかするといままでもっとも強敵ではないのか、ガルム。トルケルの若い頃のようだ、という感想を読んで納得した。ヴァイキング戦士のひとつの究極なのだな。読了日:04月21日 著者:幸村誠
暗黒小説へようこそ ミステリーのプロが解説する、ジェイムズ・エルロイの世界【文春e-Books】
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2016/05/28
- メディア: Kindle版
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警察小説の文脈と文学的アプローチとの境界さ具合がよくわかった。読了日:04月21日
- 作者: 平山夢明
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2012/10/05
- メディア: 文庫
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徹夜で一気読み。無国籍な空気と殺し屋たちのリアリティがどこまでも濃密でとてもおもしろかった。読者を殺しにかかってくる、一本筋の通った快作だった。映画のイベントで来松された際にサインを頂く。読了日:04月19日 著者:平山夢明
- 作者: 飯沢耕太郎
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2013/03/13
- メディア: 単行本
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あまりこういう読み方はよくないのだろうけれど、ゴーストの登場が必ず教訓をともなう警告であったり、昼は人の世界であり、夜はゴーストの世界であるとか、俗信と精霊の世界が日常の隣り合わせになっている。そういうのはやっぱり共通するというか物語の元型を意識させられる読書だった。読了日:04月18日 訳者:飯沢耕太郎
- 作者: TYPE-MOON
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/04/15
- メディア: 単行本
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座談会も、各章を補完する資料集もよかったが、完全に不意打ちだったロマンとマシュの前日譚コミック「さよならスクラップ」にやられた。「カルデアごはん」もさすがのおもしろさだった。読了日:04月13日
- 作者: 草野原々
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2016/11/22
- メディア: Kindle版
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アイドル文化に染まった視点が通底した、ワイドスクリーンバロック。このふたつを合わせようと思った時点で、この作品の勝利は決まったようなものだろうなぁと思わせられた。読了日:04月06日 著者:草野原々
エクス・ポ・ブックス1 フルカワヒデオスピークス! (エクス・ポ・ブックス 1)
- 作者: 古川日出男
- 出版社/メーカー: アルテスパブリッシング
- 発売日: 2009/11/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ずいぶん昔に買ってからパート2まで読んで塩漬けにしていたものを、いまパート3「言葉」から読む。読んでやはりここから始めに読めばよかったと思った。特に和合亮一との対談では「自分のためではなく詩のために詩を書く」という「わたくし性」がなくなった先の「小説のために小説を書く」という書き方を教示されたように思った。読了日:04月06日 著者:古川日出男