ブックスエコーロケーション

「SFとボクらの場所」をテーマにした本屋のブログです。実店舗はありません。開業準備中。

新海誠『君の名は。』

君の名は。(通常盤)

君の名は。(通常盤)

 どーも、ゼロ年代残党オタク・KASUKAです。不安8割、期待2割の状態で、新海誠最新作『君の名は。』を観てきました。
 ぼくは以前に、こんな記事を書いています。
 kasuka.hatenadiary.jp
 自分で言うのもなんですが、なかなかに愛憎入り交じった感じが出ているなぁと思います(笑)。そのあと『星を追う子ども』も『言の葉の庭』も、なんだかんだ言ってちゃんと観ています。でも両方ともそんなに自分のなかではパッとしない、『秒速5センチメートル』のときに感じたものが覆されるようなことはありませんでした。なので、今作『君の名は。』も不安のほうが大きかったんです。もちろん、キャラデザは『とらドラ!』『心が叫びたがってるんだ。』の田中将賀、つまり現代的でめっちゃかわいい。作画監督は『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』の安藤雅司、つまりめっちゃ動くしキャラに演技させられる。という強力布陣であったことは知ってはいましたが……。
 前置きが長くなりましたが、ここから『君の名は。』の感想です。なるべくネタバレしないように書きますが、気になるかたはお気をつけください。

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ライトノベルSF15(キャプテン・デルタスリー)

​ これがおそらく『キャプテン・デルタスリー』に関して最後の記事になるだろう。pixivにアップロードした。ルビ機能はやはりうまく使えず、ぐったりしたのでそのまま括弧として残してある。ご笑覧いただきたい。やはり二次選考を通らなかったことが大きかったのか、どうか少しでも多くの人に読んでもらいたい、と思うようになった。いままでそんな風に思ったことなんてなかったんだけれど。

www.pixiv.net

 先日、知人との会話で小説の書けない部分についてどうするのかという話になり、ぼくは飛先生の言葉を引用した。「楽なとこだけ書いてるなー」*1と思われたくないのだと。するとそれは飛浩隆だからできるのだ、という言葉をもらった。なるほど、と腑に落ちた。だからこそのクオリティなのだなということも含め、またもやぼくは自分にはできもしないことに背伸びして挑戦し、足元がおろそかになっていた。そういうことなのだろう。まずは楽に書けるところを楽しんで書く。そのあたりを含め肩肘張らずにもっとゆるゆると書いていきたいものだ。いやなんとなくそういうゆるさを獲得しつつあるとは思うのだけれど。

ライトノベルSF14(キャプテン・デルタスリー)

 いやはや会う人会う人に「一次選考通ったんだよ、うへへ~」などと言って回った手前、個々に「いや~、二次も通らなかったんですよね」と言わないといけないと思うと暗澹たるわけで、もぅマヂ無理。カクヨムしよ。
kakuyomu.jp
 第2部からエピローグまでを公開し、完結済となっている。カクヨム、いまいち使いかたがわからず章の区切りを思いっきり間違えた感もあるが、これもひとつ勉強だな。もっと少ない文字数で改ページしたほうが、特に携帯端末で読むときはきっとわかりやすいんだろうなぁ。落ち着いたらPixivにもあげようかな。